メッセージLL 2001/7/30
主の来臨は近し! by ウィリアムマクドナルド
(Is the Rapture Imminent by William MacDonald
)
あらゆる場所において、私たちは終わりが近いのか、まだ遠いのか...そのしるしを見ることができます。
「私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近づいているからです。」
新改訳聖書 ローマ人への手紙13章11節
今までの歴史の中でもっとも主の来臨が近づいている時代です。
私たちは本当に主の来られるのが近いということを信じる理由を持つことができるでしょうか?
持っています。
今までの教会の歴史のどの時代よりも多くの理由を持つことができます。
私はいくつかその理由を上げてみたいと思います。
イスラエルが主の来られるのが近いことを教えています。
「いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。」
新改訳聖書 マタイの福音書24章32節
「わたしはあなたがたを諸国の民の間から連れ出し、すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く。」
新改訳聖書 エゼキエル書36章24節
私たちが知る1948年におけるイスラエル国家の再建は、聖書の預言にあるとおりに最終的に彼らが集められることではありません。
今はイスラエルの残りの者たちは神に対し不信仰のまま帰って来ています。
その預言されたイスラエルの集結は支配者として王が来られる時に起こるのです。
エルサレムは主の来られるのが近いことを教えています。
イエスは言いました。
「異邦人の時の終わるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされます。」
新改訳聖書 ルカの福音書21章24節
イスラエルは今、神殿の丘として知られている小さな区画された地域を除いて、すべての都市が監督下にあります。
軍事的に、イスラエルがそれを占領することは難しいことではありません。
(2001/7/30現在、難しいことでしょう。)
ゼカリヤを通して、神が言われています。
「見よ。わたしはエルサレムを、その回りのすべての国々の民をよろめかす杯とする。
ユダについてもそうなる。エルサレムの包囲されるときに。その日、わたしはエルサレムを、すべての国々の民にとって重い石とする。
すべてそれをかつぐ者は、ひどく傷を受ける。地のすべての国々は、それに向かって集まって来よう。」
新改訳聖書 ゼカリヤ書12章2、3節
神はこのみことばをロンドンについて、もしくはモスクワ、北京について言っているのではありません。
エルサレムだけに言っているのです。
現在、このように「すべての国々の民をよろめかす杯」となる都市は何処でしょうか?
ユダヤ人、イスラム教徒とクリスチャンによって尊ばれているエルサレムです。
その都市については外交官も絶望的です。
彼らはイスラエルの首都として認め、同意することはできません。
そこはテロリズムの働く舞台でなり、騒乱は続いています。
国家主義は向上していることが主が近いのを教えています。
イエスは言っています。
「いちじくの木(イスラエル)や、すべての木(他の国々)を見なさい。
木の芽が出ると、それを見て夏の近いことがわかります。
そのように、これらのことが起こるのを見たら、神の国(千年王国)は近いと知りなさい。」
新改訳聖書 ルカの福音書21章29〜31節
もし、王国が近いのであれば、キリストの空中再臨は少なくとも7年前です。
1940年台に国連のメンバーは58カ国でした。
1993年7月には184の国が加盟しています。
その国々が芽を出し始めています。
神殿の再建されるための準備が進んでいることが主が近いのを教えています。
神殿が再建される時を予想して、神殿に使われる器と祭司のための衣類が準備されています。
前の時代にはこのようなことは見られませんでした。
ローマ条約において創立された欧州経済共同体(EEC)が主が近いのを教えています。
「第四の国は鉄のように強い国です。
鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。
その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。」
新改訳聖書 ダニエル書2章40節
「その後また、私が夜の幻を見ていると、突然、第四の獣が現われた。
それは恐ろしく、ものすごく、非常に強くて、大きな鉄のきばを持っており、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。
これは前に現われたすべての獣と異なり、十本の角を持っていた。
私がその角を注意して見ていると、その間から、もう一本の小さな角が出て来たが、その角のために、初めの角のうち三本が引き抜かれた。
よく見ると、この角には、人間の目のような目があり、大きなことを語る口があった。」
新改訳聖書 ダニエル書7章7、8節
「第四の獣は地に起こる第四の国。
これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。
十本の角は、この国から立つ十人の王。
彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。
彼は先の者たちと異なり、三人の王を打ち倒す。
彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。
彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。」
新改訳聖書 ダニエル書7章23〜25節
「また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。」
新改訳聖書 黙示録13章1節
「地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。
耳のある者は聞きなさい。
とりこになるべき者は、とりこにされて行く。
剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。
ここに聖徒の忍耐と信仰がある。
また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。
それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。
この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。
また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。
また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。
また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。」
新改訳聖書 黙示録13章8〜14節
欧州経済共同体(EEC)は復活するローマ帝国の予兆ではないでしょうか?
(現在においては状況は発展し、EU(ヨーロッパ共同体)として成り立っていることは言うまでもありません。)
私の持っている欧州経済共同体(EEC)のコインにあるシンボルには、水の上にいる二つの角を持つ獣の上に女が乗っています。
「すると私は、ひとりの女が緋色の獣に乗っているのを見た。
その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。」
新改訳聖書 黙示録17章3節
「あなたが見た水、すなわち淫婦がすわっている所は、もろもろの民族、群衆、国民、国語です。
あなたが見た十本の角と、あの獣とは、その淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、彼女を火で焼き尽くすようになります。」
新改訳聖書 黙示録17章15〜16節
このシンボルには黙示録の17章3、15〜16節にあることと非常に似ています。
確かに、黙示録には七つの頭と十本の角とあり、そのコインのシンボルは二本の角と一つの頭ですからそこには違いがあります。
しかし、どうしてたくさんの中からこのシンボルが選ばれたのでしょうか?
私は同じようにヨーロッパ会議のポスターを持っています。
明らかに再建されたバベルの塔を示しています。
ヨーロッパ:多くの言語、一つの声
ドイツの首相である、ヘルムートコール氏が言っています。
「欧州合衆国は、昔、予言されたように平和目的を中心として形成されるのです。
その時、すべての者が安全に住み、誰も恐れるものは無いのです。」
コール氏の宣言は偉大な言葉です。
しかし、真実ではありません。
キリスト教における背教(異端)が主の近いことを教えています。
「霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。
だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。
なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。」
新改訳聖書 テサロニケ人への手紙第二2章2、3節
「しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。」
新改訳聖書 テモテ人への手紙第一4章1節
「終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。」
新改訳聖書 テモテ人への手紙第二3章1節
いままで、このようにキリスト信仰から離れた時代はありません。
著名な神学者はお互いにキリスト信仰における基本的な真実について異説を説き、冒涜的に互いの神学より勝ろうとあらゆる努力をしています。
彼らにとってキリストからの栄誉とは何の意味も持ちません。
宗教合同運動(エキュメニカル運動)が主が近いことを教えています。
黙示録17、18章全体を見て下さい。
私たちは著名な福音的読者たちがローマ法王のことを賞賛しているのを見てショックを受けています。
彼らはカトリック教会とユダヤ人のユダヤ教会へ改心者を送り、カトリック教会と偉大な協力を主張しました。
ある著名な福音主義者は言いました。
「私にはカトリック教会と口論がする気はありません。
私たちは、ローマカトリック教会、プロテスタント教会、もしくはユダヤ人教会に求道者を送ります。」
別の者が言いました。
「福音は語られるべきです。
しかし、異なる福音を宣言する集まりに属する人々の努力や働きを無駄なものとして否定してはいけません。」
インターバリシティ(大学間)会議において、ある尊敬された著者と語り手は言いました。
「すべてのキリストを告白する目に見える結びつきは私たちの到着点になるでしょう。
そして、福音主義者たちはローマカトリック教会とともに十分な交わりを持ち、その働きに加わってゆくべきなのです。」
偽りのメシアの出現が主の近いことを教えています。
「わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそキリストだ。』と言って、多くの人を惑わすでしょう。」
新改訳聖書 マタイの福音書24章5節
「そのとき、『そら、キリストがここにいる。』とか、『そこにいる。』とか言う者があっても、信じてはいけません。
にせキリスト、にせ預言者たちが現われて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。」
新改訳聖書 マタイの福音書24章23、24節
「だから、たとい、『そら、荒野にいらっしゃる。』と言っても、飛び出して行ってはいけません。
『そら、へやにいらっしゃる。』と聞いても、信じてはいけません。」
新改訳聖書 マタイの福音書24章26節
デイビット・カレシュが言いました。
「もし、聖書が真実ならば、私はキリストです。」
彼が死ぬ前に、年老いた92歳のラビ・シュネーソンはキリストとして認められました。
統一教会の文鮮明は新しい世界のメシアであることを主張しています。
欧州共同市場の主催者の一人、パウロアンリ-スパーク氏はこのような主義を強く主張する必要があることを話しています。
「神から、もしくは悪魔からメシア的な人が私たちに送られるでしょう。
私たちは彼に従うべきです。」
飢饉状態が主の近いことを教えています。
「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」
新改訳聖書 マタイの福音書24章7節
世界食料銀行がこの十年間に15億の人が飢餓のために死ぬだろうと見積もっています。
マタイの福音書24章において、飢餓がキリストが支配するために来られる前に起きることとして記されています。
もし、その通りなら、再臨はもう間近です。
疫病と伝染病が主の近いことを教えています。
ジェット機における旅行のおかげで、歴史上これまでになくすばやく拡散されることができます。
医者であり、記者であるジョン・チョーネが言っています。
「私たちはエイズが人間の歴史上、最悪の病気になるだろうと考えています。」
ユーフラテス川が主の近いことを教えています。
トルコ人はアタツゥークダムを建設しています。
そのダムは約500億立方メートルの水をためることができます。
1990年1月に数週間の間、メソポタミアに流れ込むユーフラテス川の昔からの流れを止めました。
もし、そのダムを完全に満たすのなら、二年間近くユーフラテス川を止めなくてはなりません。
黙示録16章12節にあるこのポイントについて読んでみましょう。
「第六の御使いが鉢を大ユーフラテス川にぶちまけた。
すると、水は、日の出るほうから来る王たちに道を備えるために、かれてしまった。」
新改訳聖書 黙示録16章12節
現代のテクノロジーが主の近いことを教えています。
「また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。
ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。
その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」
新改訳聖書 黙示録16章16〜18節
すべてのテクノロジーが反キリストのためにすでに準備されており、666のナンバーについての法律も実施するために進められています。
あなたがクレジットカードを使うたびに、主が来られるのが近いことを思い出させるでしょう。
クレジットカード、ICチップ、読み取り機、インターネット、すべては同じことを語っています。
社会保障番号から始められましたが、私たちのプライバシーが犯されていることが徐々に明らかになってきました。
しかし、現在、独裁者は私たちのすべてを知ることができることを知っています。
米国自由人権協会の広報者は「もし、議会がすべての人の重要書類を公表するように試みるのなら、それは失敗に終わるでしょう。
しかし、ありえないことがますます増加して起きているのです。」
あるチップメーカは平均的な人1万人分の記憶容量を持つコンピュータに必要なチップを開発しました。
(2001/7、現在その数百倍、数千倍になっているはずです。)
そのテクノロジーはあなたの経歴に、信用格付けに、あなたがどの宗教に入っているか、あなたの家族構成に、あなたに関するすべてのことに進入することができるのです。
反キリストの霊の増加が主の近いことを教えています。
「小さい者たちよ。今は終わりの時です。
あなたがたが反キリストの来ることを聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現われています。
それによって、今が終わりの時であることがわかります。」
新改訳聖書 ヨハネの手紙第一2章18節
ある時はそれがクリスチャンにとってふさわしいものと考えられました。
現在、その流れがつまづきを作っています。
クリスチャンたちは根本主義者として、右向きな者として、あざけ笑われます。
16万人のクリスチャンが一昨年に迫害されたと推測されます。
いままでの時代において、信仰によって殺されたクリスチャンの数よりも、20世紀に殺されたクリスチャンの数の方が多いのです。
そして、地震の増加、戦争、戦争のうわさ、悪霊の教えの増加などを加えて言うことができます。
「また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。
これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。
民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」
新改訳聖書 マタイの福音書24章6、7節
「ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。
新改訳聖書 テモテへの手紙第一4章1節
そして一般的に言われているように「人々が「平和だ。安全だ。」と言っているそのようなときに突如として滅びが彼らに襲いかかります。」
新改訳聖書 テサロニケ人への手紙第一5章3節
最近、私はユダヤ教徒がいままでの1900年間よりも、この19年間に救われた者がより多くということを読んで励まされました。
私は驚かされています。
もし、神が主の御名のために残された者たちを招いているのなら、彼らは患難時代に救われる主を証し人である14万4千人を導くことになるでしょう。
地上に主の御国を建て上げるために主イエスは来られます。
多くのしるしがあります。
私たちはその前に起きるべき状況をリストアップしました。
その御国を建て上げる、少なくとも7年前に教会を迎えに来るために主は来られます。
もし、私たちが起こるべき出来事の予兆を見るのなら、私たちは喜ぶべき理由が多くあるのです。
私たちの贖いが近づいていると信じます。
「主イエスよ、来てください。」
新改訳聖書 黙示録22章20節